恋愛理論(例)

 今日は、私が研究している恋愛理論についてお話したいと思っています。
 以前こちらでもお書きした通り、人間の性格は「冷たい<→優しい」「頭の回転が速いか↔遅い」「真面目↔なる   
 以前別の記事でお書きした通り、人間の恋愛感情には3種類あるというお話をしました。①自分のテリトリーに入り込んでくる人間に対する防衛本能、②生まれつきそれぞれに持つ「好み」に合致する、③優位「そう」な人に対する「委縮」(④或いは、実際に優位な人に対する委縮)の4つです。この4つのバロメーターは誰しも起こる性格的なもので、ある種の相対的なものなのであるため、はありますが、あるため、今日はこれらの具体例を交えながら解説してみたいと思います。
 また、今回はこの四つに加えて、⑤隠し事をしているを追加したいと思います。人は隠し事や後ろめたい事がある時、無意識に緊張するため、まるで「吊り橋効果」のように、恋に落ちやすいという理論です。これにつきましては、「こじらせ」という言葉を用いてこちらの記事にも掲載していますのでもし宜しければご一読下さい。
 今回はこちらのフリーキャラクターを用いて解説していきたいと思います。分かりやすいように、「恋に落ちやすさ」の基礎点を0点として、①②③④⑤にそれぞれ当てはまりそうなキャラクターの点数をその度にマイナス1していこうと思います。例えば、石新 智里であれば「実は」寂しがりと書かれているので⑤が当てはまり-1、「男好き」と書いてあるため②が当てはまると仮定し-1の、計-2ポイントとなります。同じように市井 匠太、佐藤 夏希、茅野 優子を見ていくと、貧乏でアレルギー体質の茅野は④が当てはまり-2、市井はプライバシーを侵害されてきたため大切にするため①と、好き嫌いが多そうなので②が当てはまりそうなので-2、佐藤はオタクの為②と、隠し事が多いため⑤が当てはまり-2となります。もしこのキャラクター群で物語を創作する場合、この市井、佐藤、茅野の3人で三角関係ものを作ると程よいバランスが取れ、また読者にも共感されやすいでしょう。とても一般的なパーソナリティと思われます。

 次に相良、陳、茨野、桜木を見ていくと、彼らは少し特殊な生い立ちのため、前者のグループとは異なるジャンルとなると考えられます(ちなみに沼出、小俣グループと合わせて大きく3つのキャラクターグループに分けられそうです)。私なら、この3グループはそれぞれ違う作品として創作すると思います。世界観や価値観、テーマの規模が大きすぎると、読者層やターゲットが巨大化し過ぎてしまい、分かりづらくなるためです。
 相良は①、頭の回転が速い為②、そして⑤と、「ブス」のため④で-4、陳も①、中国姓というマイノリティと「せっかちな性格」から④、「心を閉ざしがち」で⑤の計-4、茨野は①、「他人の顔色を窺う」ため⑤、頭は良いため②で-3、桜木はまずGIDや潰瘍性大腸炎で-2、自分の心を隠して振る舞う癖で⑤、反抗心で①で計-4と考えられます。このように、「恋に落ちやすさ」をポイント化すると、相性の良いキャラクターを絞ることができるので是非創作に利用してみて下さい。