母さんのことを書こうと思ったらそりゃ、長すぎて大変なことになるから、ダイジェストでね。
母さんはとにかく、性格が悪いのがなんでかなーって思ってるよ。
人を馬鹿にする、マウントを取る、罵倒する。
母さんは「つい口走っちゃう」とかなんとかって言ってるけど、ついでも何でもそういう言葉が出てくる所が謎なんだよね。よっぽど治安の悪い所で育ったってことなのかな。
幼少期を調べてるんだけど、特にそういう環境じゃなかったみたいなんだよね・・・・兄弟は多かったみたいだけど、調べるとわりと仲は良かったと。まあ親に捨てられたわけでもないんだから、親が原因とは考えにくいか?
ああでも、どうなんかな。母さんを産んだ理由が、自分の子なら人件費が掛からないってことだったのは分かったんだけど。んー、そうか・・・男が欲しかったから? 女は失敗作なのか。でもねえ、聞く限りそこまで嫌な親ではなかったみたい。どっちかって言うとネグレクトな感じで。こう、悪人ではなかった。子供に虐待したりとか、騙したりとか、給料を奪ったりとか、横取りしたりとか、そういうタイプの人ではないみたいなんだよなぁ。ネグレクトって言うか、強要はあったみたいなんだけどね。それで育つとしても強迫回避あたりが妥当じゃないの? 反社会って言うのはさ、嘘とか、そういう、人道に悖る行為のことを言いたい訳よ。母さんはそういう非人道的なところがあって、それが僕はすごく傷つくわけなんだけど・・・。
家庭環境から来ているって感じじゃないってことなんで、じゃあ、芸能界かなあ、やっぱ。まあ母さんは芸能界って言うかアングラ・・・? 今で言うと何? 地下アイドル、要するにえー、こう、電波に乗らないレベルの歌手だったんだけど。まあ「芸能界」であることは確かなのか? いや芸能界って言うかあれは、飲食店の部類に入るだろう。飲食店で歌い歩く歌手なんだから。んーだからつまりフリーの・・・・芸人・・・・まあ芸人という言い方が近いのかなー・・・。身分としては高くないわけだから、特に女だし、結局そこかなー? あの性格の元ネタは。キャバ嬢みたいなこともしてたのかな。してなくてもそういうのをお客さんに強要されることはあるだろうし、て言うかあるよね・・・。
母さんがことさら男女、というものにこだわるのは、結局母さんが性的なコンテンツの一部として働いてたからなんじゃないのかな。もちろんポールダンサーでもキャバ嬢でもないわけだけど、やはり胸がでかくて美人だと人気が出るだろうし、どうしたって酒場で歌うんだから、そういう客が集まるだろ? 本当はそこまで、地上の、昼間の人間は、性的なものにこだわらない男性というものもいるんだけど、母さんの元に来る男性はそういう奴ばかりだった。だから男が嫌いなんだと。
もちろん上品な店で、歌うっていうこともあったろうし、うーんでも・・・まあたとえそういうものだとしても、それはそれで足の引っ張り合いがやはり厳しい世界なんすかねえ。
あー・・・異世界で歌手やる話は良いかもな。なんかリリーマルレーンにしかならない気がするけど。異世界でアイドルする漫画はたまにあるよね。なぜか読んでないけど。
どうしても、やはり、歌手だとかっていう人種は、教養の低い奴らが多いだろう。となると、足の引っ張り合いも露骨で、下品なものが多いんだと思う。だから母さんはああいう風に口汚く罵るのかなー。そういうふうに同業者とケンカして仕事を獲得してきたからなのかなー・・・・。特に音楽家ってのは激情的な奴も、どうも多そうに感じる。いつもリズムに乗ってアッパラパーで生きてる奴らだからね。考えもしないし、全部流れに任せて言ってしまって、それで流れて次の現場に行くような感じの世界なんじゃない?
だから、発達障害だからとか違うとか言う以前に、まず言葉に対する価値観が低い。それってどうなんだろうやっぱり良くないんじゃないかな。やっぱりそれは低俗って事なんじゃないかと思う。それは発達障害とかは関係なく。僕は真逆で、言葉を使う仕事をしようと思っているから、つい全部引っかかってしまうんだよな。まあ言葉使う職業の人でも暴言失言する人たくさんいるけども。
色々質問したところによると、やはり男尊女卑の差別的環境が強いようですね。よくあんな母親から僕みたいな人間が育ったなってくらい、価値観が違うなー。まあほぼ母さんと接触せずに育ったからね。義務教育は素晴らしい。そこから来る性格の悪さのようです。
次は、スキゾタイパルか・・・。スキゾタイパルこじらせだな。スキゾタイパルなのは絶対間違いない。
で、自己愛だね。自己愛になった理由は色々調べたけどやはり、「年子」ってのがでかいと思う。まあ言うたら双子に近いようなものか。姉がいて、母は姉の年子なんだわ。年子って言葉の使い方が正しいか謎だけど。
母の兄弟は、前妻の子の長女、姉、1歳上の姉、自分、弟、妹ということらしい。とにかく世継ぎの男児がなかなか生まれなくて、焦って子作りした結果年子の母が生まれたという、兄弟の中でも一番不要なキャラだね。いっそゴミだね。逆にもう妹となると余裕もできるしやはり待遇良いのかな。いっそマスコット的に。まあそれでほぼいないと言うか人権無視みたいな扱いを受けてたから家出した、までは分かるんだけどそれがなぜ自己愛になるのかな、というのがなかなかむずかしい。だからまあ、つまり、こういうことだ。ろくに教育を受けてないんだと思う。少年時代はずっと本を読んでたと。本と言ってもやはり少女小説。母さんはゴリッゴリの夢女子で、まあ僕と同じように創作物で育ったタイプなんだと思う。でも1歳上の姉にベッタリだったとも。
母さんの若い頃の写真見たけどそこまで「美人」--ではないような?まあ今と昔じゃ美的感覚が違うからね。このくらいのレベルの子が一番怖いのか。美人ではない。でも、ブサイクではないから、自分を卑下することはできない。だからわずかな「魅力」をオカズに、自分を少しでも良いと思い込みたい。母さんはそんな典型的な夢女子であり、しかもそれを批判する人がいなかった。家事に忙しくてあまり友達付き合いもなく、18で飛び出したあとはバイトに明け暮れて、切磋琢磨どころではないと。お陰で母さんの自尊は膨らんで、膨らんで、膨らんで、か。僕は20年で「孤独感」から払拭されたが、母さんはそれが68年続いてると思えば良いのだろうか。しかしそこまで自尊があるならどうして、事務所に入らなかったんだろう。
ところで母さんは元々演劇の専門学校に進んだんだけど、演劇がイヤになって辞めてしまったんだって。ここはやはり発達障害から来ているんじゃないかな?それとも、何か意味があったのかな?
はい、まとめ。
母さんは男尊女卑のせいで性格が悪く、発達障害のため回避あり。
孤独で独学のため自己愛あり。
僕と違うのは僕は境界であることと、僕は叱られたのが一流の人間だったところ。